早いもので2021年ももう三月です。厳しいウィンター・ストームに見舞われた地域にお住まいの方々、心よりお見舞い申し上げます。ここ南カリフォルニアは、このところ春の訪れを感じる日々が続いています。冬の間に枯れ木になったような木にも蕾が出てきて、今にも開花しそうです。自然の営みは本当に忠実です。人間だけが自然に逆らって生きているような気がしてなりません。
アメリカに長年住んでいた友人W氏が日本に帰国し、東京近郊に住んでいます。毎朝近所を散歩するのが日課だそうで、散歩中のひとコマを写真に撮っては私にメールしてくれます。彼の写真はいつも微笑ましく、とても心が和みます。以前もご紹介したと思いますが、日本の有名な女性代議士であられたKさんは104歳まで元気に生き抜かれた方で、彼女の心身の健康の秘訣は「一日十回感動すること」でした。今の世の中、テレビを付ければ嫌なニュースばかりで、24時間の間に感動することを十も見付けるのは至難の業だと思います。しかし、W氏が送ってくれる写真を見ていると、自分がその気になって探せば、たわいない朝の散歩の中にも何か「感動する」ことを見付けられる…という気がします。こんなご時世だからこそ、尚更「感動する」ことを日常化するのが大切ではないでしょうか。心が躍動すれば身体にも好影響をもたらします。笑顔は最高の栄養剤です。
コロナ禍の規制も徐々に緩和しつつありますが、私は引き続き「お家ご飯」を奨励します。料理のテクニックは二の次、最も大切なのは食材選びです。加工食品は最小限に控え、旬の素材をシンプルに調理するのが最も健康的だと言えます。時間のある方は、毎日の食事内容を克明に記録してみましょう。私は、自分自身の記録がてらに、毎日の生活のディテールを日本の親友にメールしています。親友は、彼の生活内容と私の生活内容を比較して、彼なりの生活改善を行なっていると言います。文字にして読み返すことで、自分にとっては日々の反省となり、親友も私の文章を役立ててくれている… 今のところ一石二鳥の効果を上げています。昔のようにペンと紙ではなく電子メールではありますが、「書く」ことは本当に良いことです。 昨年、新米の季節に食べた玄米が非常に美味で忘れられず、以来、白米よりも玄米をよく食べるようになりました。玄米は時間を掛けてよく噛んで食べないといけない分、白米よりも少ない量でお腹いっぱいになりますから、ダイエットにも有効です。玄米は、噛めば噛むほど美味しさが増してきます。決して副菜と一緒に口の中に入れて食べないのが原則です。私はゴマ塩を少々ふりかけて食べるのが好きで、口に運んだ後はお箸はテーブルに置き、ゆっくりゆっくり噛んで頂きます。そうすると、不思議と気分まで落ち着いてきますので、精神安定効果もあるのではないでしょうか。
もう一つ、「お家ご飯」のおススメは鍋料理です。鍋料理は、①色々な食材を一度に摂れる(栄養バランスが取れる)②素材の栄養素が溶け込んだ汁まで頂けるので健康的かつ経済的 ③調理も簡単…等々、多くの利点があります。鍋物好きの我が家は、年間を通して週に三日は鍋料理を楽しんでいます。肉・鶏・魚・貝・野菜・豆腐・コンニャク・卵、出汁は昆布・鰹節・干し椎茸、味付けは醤油・味噌・天然塩… 書いているだけでもヨダレが出てきそうです。更に、つけ汁にお酢も利用すると、ヘルシー度が増します。マグナスの韓国人スタッフから、「ちょっと違う」といつも笑われますが、鳥居流キムチチゲもなかなかなものだと自負して居ります。鍋料理は自分流で充分だと思います。自分の家で、自分が作って、自分が食べて、美味しいと満足すればそれで良いのです。
いつも書いていることですが、健康維持の三大柱「食事・運動・睡眠」、私は「食事」の面に於いては常に超優等生だと思っています。そんな私でも、《福健》《快蘇》《アイ・クロセチン V》《ギンコ CoQ10 マックス》《アミノリアル》は毎日欠かさず摂っています。正に鬼に金棒です。なかなか合格点に達せない「睡眠」も、就寝前の読書をほどほどにし、代わりにお風呂にゆったり浸かると、安眠効果があるようです。夜中にトイレに立つ回数が減りました。「運動」は、この歳になると散歩くらいしか出来ませんが、散歩を長めにした日はやはり寝つきが良いようです。「春眠暁を覚えず」と言いますが、春もきちんと早起きして、一日元気に頑張りましょう!「食事・運動・睡眠」、そして「一日十回の感動」と「感謝」をお忘れなく。 VIVA HEALTH !